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有川 浩「図書館内乱」

やっぱりおもしろいなぁ ★★★☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!――図書館の明日はどっちだ!?

図書館内乱図書館内乱
(2006/09/11)
有川 浩

商品詳細を見る
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前作では主人公の”郁”のヤンチャぶりに今一つ感情移入しきれないものがあったけれども、
今作では無理なく郁に好感もてました。顔

良化委員会との戦いになると やっぱりありえねーとか思ってしまうけれども、
全体的に見るとやはり その有り得なさや子供っぽさを含めてこの「図書館戦争」のおもしろさなんですよね。

この人 心理描写が素晴らしく上手いと思うんですよ。
こればかりは子供騙しな感じが全くしない。

そうそう そうなのよ。
読みながら 何度同意したことか。

悪気のない善意の押し付けとか、
反論したくても全く身動きできなくなるほど場の雰囲気を作る集団の圧力。 ソ猝ヨ

どうやってそういう状況を乗り切るか、
これは(特に女性なら)普段の生活で誰しもが経験する悩みどころだったりするわけで。
そのあたりの描写が非常に興味深かったです。

そんな話ばっかりだとつい暗くなりそうなところを、
郁のズッコケぶりとかが上手いこと緩和してくれる 絶妙なバランス加減。

やっぱりおもしろい。はーと
このシリーズには多くのファンがいることをあらためて納得したブランなのでした。
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ふたりの桃源郷

ああショック。何がショックってドラマ「しゃばけ」を見逃した・・・。
ああショック。
紀伊国屋書店デイリーベストにしゃばけシリーズがのっているのを見て 何故?ハッ!としたのはついさっき・・。
ああショック。



話かわって昨夜 といっても深夜1時~2時頃こんなドキュメントを見ました。

ふたりの桃源郷 最後まで山で、最後まで夫婦で 制作=山口放送
   『戦後の貧しい時代、故郷の山を切り開き3人の娘を育て上げた田中寅夫さん(93)とフサ子さん(88)。一度は大阪へ出るが、子どもが独立すると夫婦は電気も水道も電話もない山に戻った。「山を下りて同居しよう」そんな娘の説得も聞き入れない。「自分らしく老いたい」「ここが二人の原点だから」と。寅夫さんはガンに肺炎、肺気腫を患い入院。余命わずかと言われても山に向かう。夫婦とは、老いとは、幸せとは何かを問う17年の記録。この夏、寅夫さんは93歳で他界。最期まで山にこだわった人生だった。痴呆が進むフサ子さんは夫の死を受け入れられない。夫を呼ぶ妻の声が、山にこだまする。(番組案内より)』

さーて、そろそろ寝ようかとか言いつつ
夫と二人寝室のコタツに入って 赤貝の缶詰を楊枝でつっつきつっつき
軽く一杯飲みながら 何気に魅入ってしまったこの番組。

緑が美しい山の中に住む老夫婦。

おじいちゃんおばあちゃんが まるで絵本の昔話のように仲良く暮らしていましてね、
その姿がなんとも楽しそうで生き生きとしていてね、
胸がいっぱいになって 酔いもくわわって気がつけば鼻すすってました。sc07

誰しも老いは避けられない。
長生きしないかもしれないけれど、長生きするかもしれない。

もし、自分がようやく杖を使って歩くほどに歳をとった時、はたして毎日を楽しく過ごせるんだろうか。
そんな不安を忘れさせてくれたこの老夫婦の姿でした。

このおじいちゃんおばあちゃんも 最後の頃は山での暮らしがさすがに無理になって、
自分達だけの生活はできなくなっていくけれど、
その限界まで、自分達だけの力で生ききるという姿は本当に素晴らしかったし、生きる喜びに輝いていた。

おばあちゃんが痴呆になってしまって 山に向かっておじいちゃんを呼び続ける姿は辛かったけど、
でもだからといって不幸には見えなかった。

私はしばらく涙が止まりませんでした。sc07

昨日の「働きマン」。

恋人どうしの別れのシーンに、久しぶりにのめり込んでしまった。

辛いよなぁ。
あれは辛い。sc07

溝が深まっていくのがわかっていて、
何とかしなきゃって思っても 何をどうしたらいいのかわからなくて空回り。

こんなに好きなのに

お願いだから別れようなんて言わないで。

お願いだから・・・。


気分は一緒に 走ってた。 アップロードファイル
手に汗して見入ってしまったよ。



ヒロにとって 今が一番大切な時なんだよね。
仕事も恋愛も。

今、一歩引いたところで、誰にも責められないだろうけど
それでも仕事にのめりこむ時期ってやっぱり大切なんだよね。
なんていうか そういう波に乗ってる時ってあるんだよ。

そういう時期に恋愛沙汰で仕事に穴を開けるわけにはいかないんだよ 女だって。

今のヒロの立場じゃ無理だよなぁ。
っていうか恋愛に不器用すぎ。

あの状態では別れるしかないのかもしれないけど ああ それは辛すぎる・・・。sc07

こんな壁紙にしたら・・・


「GTDに使えそうなデスクトップ壁紙7選」
なるほどなるほど

GTDのプロセス壁紙を利用してアイコンを並べるわけですな。

*GTDとは、Wikipedia

”GTDの基本はなすべき仕事のリストを何かに記録しておくことで、頭の中からなすべき仕事のことを追い出してしまうというものである。これで頭の中はすべき仕事全部を覚えなくてもよくなりすっきりとし、リストに基づき実際の仕事をこなすことに集中できる。”

ふむ。jumee☆think1

頭の中は色々なことがごちゃごちゃになっていて、大切なことが埋没しちゅうことがある。
そして整理してみると、意外なほど余裕があったりする。
なんだ 結局気分だけが無暗に忙しぶってた? みたいな。ソ猝ヨ

仕事と家事とその他色々、
たまには頭の中も整頓しなくちゃいけないな。

こここ・・これはすごい写真だ

「日本を動かした幕末維新の志士たち」

↑ こちら1865年に撮影 とありますが、
メンバーにびっくりです。

坂本竜馬がいる。西郷隆盛がいる。大久保利通がいる。ひやー

桂小五郎だの。勝海舟だの。

”本物か偽者か謎の多いとされる大変珍しい写真” とあるけれど 

なんだかすごい写真だ。ソ猝ヨ

乙一「暗いところで待ち合わせ」

素晴らしい ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチル。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
(2002/04)
乙一

商品詳細を見る
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目が潤んで、ため息がでてしまいました。sc07

乙一ってば怖い話ばっかりなのかと思ったら、こんな風に優しい小説も書いちゃうんだ・・知らなかった・・・。

こんな言い方をしたら なんだか安っぽくなってしまうかもしれないけれど、
この小説には、幸せってたとえばこんなこと という答えの一つがある。

お互いを気遣う気持ちには、言葉とかいらなくて。
その姿が見えなくても 優しさは心に沁みるように伝わって。

ああ こんなふうにして人は幸せな気持ちに満たされるんだなぁ 

と、思ったりするブランなのでした。アップロードファイル

雫井 脩介「ビター・ブラッド」

ふむふむ おもしろい ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
警視庁の新米刑事・佐原夏輝。初の現場でコンビを組むことになったベテラン刑事は、 少年時代に別離した実の父親だった――。各界から大きな注目を集める著者による、渾身のミステリー。
ビター・ブラッドビター・ブラッド
(2007/08)
雫井 脩介

商品詳細を見る
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はじめて読む雫井 脩介さんです。
沢尻エリカで話題になった「クローズド・ノート」の原作もこの方だそうですね。

ってことで「ビター・ブラッド」ですが、
軽快にサクサク読めておもしろかったです。顔

キャラがそれぞれおもしろいというのもあるけれど、
ミステリーとしても十分楽しめました。

ただ強いて言うならば ちょっと主人公に都合良すぎかなとも思うし、
話としても有り得なさすぎかなぁ?などと、気にならないと言えばうそになるけれど、
そもそもこういう読み物は、
何も考えずにチャッチャと楽しく読めればいいわけで それも有りかもしれません。

次は「犯人に告ぐ」を読んでみようかな。

ALWAYS 続・三丁目の夕日

安心できる日常がある

"------- 公式HP -----------------------------
公式HP 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
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この時代 私はまだ生まれていない。
それでも『三丁目』を見ると なんともいえず懐かしい気持ちになる。

それは ローラーのついた洗濯機を知っているとか、
ベーゴマも知っているからということではなくて、
あの貧乏さ加減に 懐かしさを感じるのかもしれない。

ある程度 生活に不便があるから近所の人同士が助け合っていた。
何かに困っていてもそれは決して恥ずかしいことじゃなくて、
助ける人も変な同情とかじゃなかった。

お互い様だから。

私の子供の頃は 近所付き合いってなんかそんな感じだった気がする。


今、私は一戸建ての家に住んで4年になるけれど、
お隣の家に回覧板を回すときも手渡しではなく玄関先に置いておくのが、なんとなくのご近所ルールだし、
旅行で家が不在になるからといって、お隣に声をかけていくこともない。

それって面倒なことがなくていいんだけど、なんとなく寂しいような気もする・・・。

だけど、
その代わりと言ってはなんだけど、
ここ数年ちょっと変化してきていることがある。
結婚以来少し疎遠になっていた高校の同級生だったり、前の同僚だったりと時々会って、
本やDVDを貸しあったり一緒に映画をみたりお茶したり
時には悩みを励ましあったりして
色んな人間関係を私なりに暖めあっているつもり。

だってやっぱり寂しいんだもん。

ご近所付き合いを積極的にしようとか、
便利さを捨てる勇気はないけれど、

それでも私なりに 人と支え合っていきたいと思う。
『三丁目』の人たちみたいに。

『ボビーZ』が・・・

ああー これもちょっと驚き。
ドン・ウィンズロウ「ボビーZ」が映画化されていて 11月17日から公開だとは。
公式HP 「ボビーZ」

ただ、
「ストリート・キッズ」だったら何がなんでも見たいけど
「ボビーZ」となると 微妙かなぁ・・・ムム

話変わって、 
今日は会社でレッズファンでもないはずの人が We are REDS!! とか言って騒いでたり、赤いタオルを持って何やってんだ?と思ったら、
家に帰っても 夫がWe are REDS!! We are REDS!! とTVを見てた。

試合を見てようやく何を騒いでいるのかわかりましたよ。
すごいなぁー おめでとう~ 浦和レッズ アップロードファイル

「図書館戦争」がアニメ化

おおー ちょっとビックリ。
「図書館戦争」
がアニメ化されるんだそうですね。´д`トホホ

製作が あの「プロダクションI.G」。

といっても私が知っているのは『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』くらいだけど、
ふーん そっかー そうなんだ。
「図書館戦争」がアニメ化かぁ。
かっこいい絵になるんだろうなぁー。 なんかちょっと見たい気もする。

そういえば忘れていたけれど、「図書館内乱」と「図書館危機」も読んでみなくちゃだ。


と書きつつ、今3週間ぶり?に「有閑倶楽部」を見ているんだけど、
悠理が悠理に見えてきました。
野梨子も野梨子に見えてきました。
可憐も可憐に見えてきました。
剣菱 百合子と剣菱 万作も 完璧だーーー。 
以上だがやっーーー!! アップロードファイル

森 博嗣「スカイ・クロラ」

生まれることと死ぬことと・・・ ★★★☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供―戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。
スカイ・クロラ (中公文庫)スカイ・クロラ (中公文庫)
(2004/10)
森 博嗣

商品詳細を見る
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医学が進み、
ほどよく安定した社会の中で、何が不安なんだろう・・・。
こんなふうに 気分を重たくさせるのは何なんだろう・・・。

どうしてウツ病患者が増える一方なんだろう。

永遠の生命 不老不死への夢。

その夢がかなったら、
人は何を希望に生きていくのだろう・・・。

そんな世界に私がいたら、
明日に何を望むのだろう・・・。


「スカイ・クロラ」はそんなことを考えさせてくれました。

こちら→ 押井守監督最新作 映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」公式サイト

藤原伊織 「テロリストのパラソル」

こんなにおもしろい小説があったとは ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。
テロリストのパラソル (講談社文庫)テロリストのパラソル (講談社文庫)
(1998/07)
藤原 伊織

商品詳細を見る
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300ページを少し超えたところ
一瞬息が止まったように心臓がドキッとしました。

こんな経験はほんとうに久しぶりで、いつ以来かも思い出せないくらい・・・。jumee☆think1

相当数の本を読んでいると思っていたんですけれど、こんなに素晴らしい小説を今まで知らずにいたとは うーん。ダメじゃないか自分。
やはり直木賞くらいは全部読んでおかないといけませんね。

そしてもう一つ。私の知らなかった事実。
藤原伊織さんは59歳という若さで 今年の春亡くなったのこと。
これはまたショックでした・・・jumee☆Feel Depressed4
なんとも・・・ 残念なことです・・・。

カーレド ホッセイニ「カイト・ランナー」

読んでよかった。 ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
12歳の冬、わたしは人を裏切り、嘘をつき、罪を犯した。26年後、「もう一度やり直す道がある」という友人からの電話に、カブールへ旅立つ-。自らを救う道を真に問う、心を揺さぶる救済の物語。
カイト・ランナーカイト・ランナー
(2006/03)
カーレド ホッセイニ

商品詳細を見る
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舞台 アフガニスタン。
そう聞くだけで、心に重苦しいものを感じてしまう・・・。

ということで何となく気が引けていたんですが、
思い切って読んでみて本当によかったです。

タイムマシーンにのって、分岐点となったあの日をやり直すことは出来ない。
あの時 こうしていたら、
自分がもっと強くあったなら・・。
そんな思いはアフガニスタン人だから経験することではないわけで。

やり直す事が出来ないのが辛くて、
自分を責めることしか出来ない時、
それでも生きていかなくちゃいけない後の人生に向けて、ポンと肩を押してくれるような本でした。 

高嶋 哲夫「ミッドナイトイーグル」

こんな事が起きないことを祈るばかりです ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
国を、家族を救うため 闘え!
米ステルス爆撃機が北アルプスに墜落、搭載物をめぐって日・米・北朝鮮の男たちの死闘が始まった。胸を熱くさせる国際謀略ミステリ
ミッドナイトイーグル (文春文庫)ミッドナイトイーグル (文春文庫)
(2003/04)
高嶋 哲夫

商品詳細を見る

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読みながらまず頭に浮かんだのは真保裕一の「ホワイトアウト」。
そして福井 晴敏の「亡国のイージス」でしょうか。

その二作の方が読みやすさという点では上だと思うのだけれど、
「ミッドナイトイーグル」の本来のスケールの大きさには敵わないんじゃないのかな。

ただ私にはその本来のスケールの大きさが汲み取れなかったのが残念なところ。
なぜ汲み取れなかったと感じたのかというと、
”あのラスト”なのにそれほど感情移入ができなかったことによるんですが、sc06
こればっかりは向き不向きによりますよね・・・。

ということを前置きしつつ、
冒険小説が好きな方にはおすすめの作品。

それにしても、こういう小説を読む度にゾッとしちゃうなぁ。 
感想まで淡々と神妙な感じになってしまうじゃないか jumee☆think1 
こんなことはどこまでも小説の中だけの話であると信じたい。ムムム

ちなみに映画『ミッドナイトイーグル』の方は11月23日に公開。

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