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浅田 次郎「椿山課長の七日間」

まんまと泣かされた   ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った!親子の絆、捧げ尽くす無償の愛、人と人との縁など、「死後の世界」を涙と笑いで描いて、朝日新聞夕刊連載中から大反響を呼んだ感動巨編、待望の文庫化。
椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
(2005/09/15)
浅田 次郎

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浅田次郎の小説って、何気にあざとさが目に付いちゃったりするんですけど、
そう思いつつもまんまと泣いてしまうんですよね。

映画化されたこともあって、タイトルは知っていたんですけれど
こんなふうに、死後の世界が出てきたり黄泉帰ったりするファンタジーとは知りませんでした。

そしてこの話もまた ついつい泣いてしまうお話でした。sc07

椿山課長のお父さんとかヤクザの親分とか かっこいいですねー。

頼もしくも暖かい大人の男の人の魅力・・・
こういうのは父親の魅力っていうのかなぁ、



いくつになっても子を想う親のような優しい愛情に包まれたい。

こんな風に 強くも安心できる愛情に包み込まれていたい。

そんな気持ちが泣かせるんでしょうかね。

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赤木 かん子「日本語ということば」

これは反則だ!というくらい素晴らしい作文  ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
日本語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語)日本語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語)
(2002/05)
赤木 かん子

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小学校2年生の作文に泣かせられたよ。

少し前に↑ というブログを読んで以来 ずっと気になっていたんですが、
この本の中の ”「あまえる」ということについて” を図書館で借りてようやく読めました。

いやもうとにかく泣けました。

小学校二年生になった女の子が、
友達が1人もいなくて辛かった幼稚園時代を振り返り、
”セロひきのゴーシュ”を通して自分はどこがいけなかったのかを見つめ直す話なんですが、

こんなに小さな女の子が、
お友達の輪に入っていけないことや
うまく甘えることができないことに悩んで、
がんばることと 我慢することの違いに気がつき、
人は1人では生きていけないことを知って成長していくそのさまが 何とも言えず感動を呼びます。

この文章の清らかさを損なわないには、何をどう言っていいのかわからなくなるくらい
純粋に心を沁みる作文でした。sc07

恩田 陸「夜のピクニック」

青春っていいなぁ ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
(2006/09)
恩田 陸

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本屋大賞ということで期待して読んだんですけど、
期待負けすることなく 非常に後味のよい小説でしたねー。

読んでよかったなぁ シミジミ。
最後は感動したのか何なのか、胸が一杯で涙ウルウルになってしまいましたよ。

貴子の気持ちに同化して、
辛くなったり、ホッとしたり、
しまいにはまるで一緒に歩いてクタクタになってしまった気分でした。

後に残る爽やかさ。
この感覚こそ 美しき青春なんだよなぁ と、
遠い目をして かつての青き時代に思いを馳せました。

カムバーック 私の青春・・・。jumee☆Wait for Me2

矢崎 存美「ぶたぶた」

ベタでもツボ ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
大きな耳の生えたピンクのバレーボールが、とととと…と階段を駆け下りてゆく。右耳が少しそっくり返り、つぶらな目は黒の点目。何だあれは、ぶたのぬいぐるみっ!?そう、彼は生きているのです。彼の名前は、山崎ぶたぶた。歩き、喋り、食事をし、見かけによらず仕事は優秀。そしてなによりもの特徴は、とってもかわいいこと。タクシーの運転手、フランス料理のコック、サラリーマンなどなど、さまざまなシチュエーションでぶたぶたと出会ってしまった人間たちの姿と心の動きを描いた連作集。
ぶたぶたぶたぶた
(1998/08)
矢崎 存美

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ピンクのブタのぬいぐるみがしゃべったら 動いたら。
さぞかしかわいくて、さぞかし癒されることでしょう。
といったいかにもベタな設定なのに あざとい感じがしなかったですね。
いい意味で予想通り、ほんわか優しいお話でした。

中身は中年のおじさんというピンクのブタのぬいぐるみ・山崎ぶたぶたのまわりで起こるお話は、
優しいお話が多いんだけども、よく考えると何気に怖かったりします。

なんといっても「殺られ屋」っていうのはすごい。
こればっかりは生身の人間にはまねができないシュールな職業なわけで・・(汗;。
うん おもしろい。

読んでみてよかったなぁ。
こういう心が温まる話は定期的に読んでみたくなるんですよね。
それだけ心が寒がってるのかもしれないけれど。ソ猝ヨ

まだまだ寒い冬
この”ぶたぶた”シリーズもので沢山出版されているようなので
沢山温めてもらいましょう。

畠中 恵「ゆめつげ」

怪奇話は上手いなぁ ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
江戸は上野の端にある神社で神官を務める粗忽な兄としっかり者の弟。兄には夢告の能力があった。その噂を聞きつけて舞い込んで来たのが、大店の行方不明の一人息子の行方を占ってほしいという依頼だったのだが……。
ゆめつげゆめつげ
(2004/10)
畠中 恵

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引き続き畠中さん。
これは予想したよりもおもしろかったですね。

謎解きにも なるほどーと感心してしまいました。

江戸末期という不安定な時代に
”ゆめつげ”という不安定な占い?もよく合うというか、 
話もよく出来ているしおもしろかったです。

ちょっと残念なのは 終わり方からするとシリーズ化は考えてないのかなぁというところだけど、
過去に遡る形でも書いてもらえないでしょうかね。 
また弓月に会いたいです。

畠中 恵「アコギなのかリッパなのか」

なるほど。  ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
昔は不良だった青年事務員が、元大物代議士のもとに持ち込まれる陳情、難題、要望から、その裏にある日常の謎を解決する。センセイ方の実態もリアルな現代ミステリー。
アコギなのかリッパなのかアコギなのかリッパなのか
(2006/01/14)
畠中 恵

商品詳細を見る
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畠中さんの小説は「しゃばけ」シリーズがとにかく大好きなんだけれど、
実はそれ以外の作品となると 正直物足りなさを感じてしまう。
「まんまこと」も途中まで読んだんだけれど、なんとなく途中でやめてしまったし。
というのも、私にとって「しゃばけ」があまりに強烈だからなんですけどね。

なら、現代ものはどうだろうということで読んでみました。

なかなか楽しかったです。
そもそもこの人の小説は、優しさが根底にある感じで、
嫌な気持ちにさせるところがなくていいですよね。

そういうところは好きだなぁ。

米澤 穂信「氷菓」

シリーズものはハズレが少ない ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作!
何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。
氷菓 (角川スニーカー文庫)氷菓 (角川スニーカー文庫)
(2001/10)
米澤 穂信

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米澤穂信さんの小説は初めて読みます。
とりあえずシリーズ化されているものなら、そうそうハズレはないだろうということで、
”古典部シリーズ”の最初の小説を読んでみました。

なかなかおもしろかったです。
何気ない日常にも 気にしてみると謎ってあるんですね。

ありえなーい事件ばかりを扱う推理小説は多いけれど、
よーく見つけないと見つからないような些細な謎を解決していく、
この手の推理小説って今まで読んだことがなかったかもしれません。

ふむ。
古典部の面々も生き生きとしていたし
無理がなくて普通におもしろかったです。

垣根 涼介「借金取りの王子」

垣根 涼介には長生きしてもらわないと困る  ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
村上真介はリストラを請負う会社に勤めるサラリーマン。昨日はデパート、今日はサラ金、明日は生保に乗り込んで、泣かれたり、殴られたり。相性バッチリの恋人陽子は恐ろしく気の強い女で、すんなり結婚とはいかないし、真介の前には難題山積み。だけど明日は来る――。他人事でないリストラ話に思わず涙。働く人必読の面白小説!
「君たちに明日はない」の続編
借金取りの王子借金取りの王子
(2007/09)
垣根 涼介

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この人の書く小説は、無償に私の肌に合うんです。
本当にもう 徹底的に好きだ!!!。

垣根さんには長生きしてもらってガンガン小説を書き続けてもらわないと困ります。

ということでこの作品、
全体的に一作目の「君たちに明日はない」よりも更におもしろいんじゃないのかな。
特に「借金取りの王子」のエピソードはよかったなぁ 胸にグッときて泣きそうになってしまいました。sc07

このシリーズを読むと元気が沸いてきていいんですよね。
会社なんかクソくらえーー! という変な元気と
負けるもんかバリバリ働いてやる! という前向きな元気が生まれる。


さて、
私の働く会社も明日からいよいよお仕事です。
休みすぎても休み足りないし、出勤するのは憂鬱だけど、
今の仕事も同僚も好きだから(ムカつく上司のことは置いといて)、張り切って行こうっと。jumee☆biceps1
そうだなぁー リストラの話とか突然あったとしても自分で自分に恥ずかしくないようにがんばらなくちゃな。

2008年読書

★★★★ 満点!
★★★☆ 結構おもしろかったもの
★★☆☆ 普通におもしろかったもの
★☆☆☆ 好みではなかったもの


2008年 読書  読んだ日順
 

恒川 光太郎「秋の牢獄」 (09/02) ★★★☆
誉田 哲也「武士道シックスティーン」 (08/28) ★★★☆
川鍋 一朗 「タクシー王子、東京を往く。」 (08/22) ★★★☆
レイ A.クロック、ロバート・アンダーソン 「成功はゴミ箱の中に」(08/21) ★★★☆(
中村 光 「荒川アンダーザブリッジ」 ★★★★(08/21)
中村 光「聖☆おにいさん」 (07/24) ★★★★
上野 千鶴子「おひとりさまの老後」 (07/24) ★★☆☆
伊坂 幸太郎「ゴールデンスランバー」 (07/23) ★★★★
「いじわるな遺伝子」 (07/07) ★★★☆
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー「ヤバイ経済学」 (07/01) ★★★☆
ジーン・アウル「マンモス・ハンター」 (06/23) ★★☆☆
ジーン・アウル「野生馬の谷」 (06/23) ★★★☆
ジーン・アウル「ケーブ・ベアの一族」 (06/16) ★★★★
斎藤美奈子「趣味は読書。」 (06/15) ★★★☆
勝間 和代  「効率が10倍アップする新・知的生産術」 (06/11) ★★★☆
ヴェルナー・ヴェーバー, 浦沢 直樹   「もうひとつのMONSTER」 (06/08) ★★★☆
浦沢 直樹  「20世紀少年」「21世紀少年」 (06/02) ★★★☆
沼田 まほかる  「九月が永遠に続けば」 (06/02) ★★★☆
佐藤 正午  「アンダーリポート」 (05/31) ★★★☆
近藤 史恵  「サクリファイス」 (05/11)  ★★★★
桜庭 一樹  「赤朽葉家の伝説」 (05/09) ★★★☆
角田 光代  「八日目の蝉」 (04/21) ★★★☆
乾 くるみ  「イニシエーション・ラブ」 (04/15) ★★★☆
佐藤 正午  「彼女について知ることのすべて」 (04/01) ★★★☆
奥田 英朗   「イン・ザ・プール」  (03/20) ★★★★
築山 節  「脳が冴える15の習慣」 (03/16) ★★★★
吉田 修一  「悪人」 (03/10) ★★★★
森 博嗣  「フラッタ・リンツ・ライフ」 (03/03) ★★☆☆
森 博嗣  「ダウン・ツ・ヘヴン」 (03/03) ★★☆☆
宮部みゆき  「あかんべえ」 (03/01) ★★★☆
石持 浅海  「温かな手」 (02/25) ★★★☆ 
伊坂 幸太郎  「死神の精度」 ★★☆☆ (02/13)
奥田 英朗  「真夜中のマーチ」 ★☆☆☆ (02/13)
藤原 伊織  「蚊トンボ白鬚の冒険」 ★★★☆ (02/12)
曽根 圭介  「沈底魚」 ★★☆☆ (02/06)
藤原 伊織  「名残り火 (てのひらの闇 (2))」 ★★★☆ (02/06)
垣根 涼介  「真夏の島に咲く花は」 ★★★☆ (02/04)
浅田 次郎  「椿山課長の七日間」 ★★★★(01/28)
「日本語ということば」(「あまえる」ということについて) ★★★★ (01/20)
恩田 陸  「夜のピクニック」 ★★★★(01/18) 
矢崎 存美  「ぶたぶた」 ★★☆☆ (01/15)
畠中 恵  「ゆめつげ」 ★★☆☆ (01/14)
畠中 恵  「アコギなのかリッパなのか」 ★★☆☆ (01/13)
米澤 穂信  「氷菓」 ★★☆☆ (01/12)
垣根 涼介  「借金取りの王子」 ★★★★(01/07)

今年もどうぞよろしくお願いします

2007年ベスト本 やら映画のことやら書こうと思っていたのに年が明けてしまいました。

年末年始は忘年会やら年始の挨拶やらで、バタバタと過ぎてしまします。汗

いつものペースに戻るにはまだ数日かかりますが、みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。キラキラ(ピンク)

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