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奥田 英朗 「イン・ザ・プール」 

おもしろいなぁ ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。
イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
(2006/03/10)
奥田 英朗

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いままで読んできた奥田 英朗は、「ガール」「サウス・バウンド」「真夜中のマーチ」 の3冊。

4冊目を読んで自分勝手に納得したんですけど、
この人の書く短編集なら私は好きかもだ。 ひよこ

今回読んだ「イン・ザ・プール」も、
伊良部総合病院地下にある神経科を舞台にしている短編集だし。
唯一のお気に入り「ガール」も短編集だった。

この人が書く個性的すぎる登場人物も
短編集だとインパクトが強く楽しめるもんなんですね。

よし jumee☆peace1
今後、奥田英朗は短編集狙いでいこうっと。 sc06
 
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築山 節「脳が冴える15の習慣」

一度は読んでみるべし    ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
最近、何となく頭がぼんやりしている―。記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。そんな「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく、生活の改善である。『フリーズする脳』で現代人の脳に警鐘を鳴らした著者が、すぐにでも実行できて、有効性が高い15の習慣を提案。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。
脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
(2006/11)
築山 節

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この本を身近においておいて、定期的に自分のことをチェックしてみるといいでしょうね。
図書館で借りて読んだので、後で買っておこうと思います。

私にとって特にためになったのは、
『脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう』 と
『夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう』 に書かれていたこと。

やっぱり朝は重要なんだなぁ。

あと、なるほどーと納得だったのが「脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要」というところにあった習慣のポイントとなる3点。

  ・集中力や頭の回転の速さは、それ自体を「上げよう」と思っても上げられない
  ・意志的にできるのは、時間と距離(仕事の量)の関係をはっきり認識すること
  ・時間の制約をなくすと、「何がより重要か」の判断しにくくなる


私の職場で久しぶりに解雇されることになった人がいるんですが、
その人の解雇の理由は、仕事の工期を守れずに客が激怒するという失態を 何度となく重ねてしまったからなんですよね。

彼自身は別に仕事をサボっているわけでもなく、
残業も休日出勤もして、真面目に仕事をしているわけなので、
会社としてもなんとか今まで大目に見てきた感じだったのだけれど、
あまりに改善されないので、終に解雇となってしまったのです。ムム…

10年以上仕事をしていて、
同じ課の人の中で、彼だけがそういう事態を引き起こしているとなると、終に言い訳もできなくなるわけです。
知識や能力がない訳じゃないのに、ルーズなんだという一言で済ませるのも安易だし、
何故なんだろうなぁと誰しも不思議に思っていたんですけど、
そんな彼に読んでほしいようなことも 真面目な人が陥りがちな悪循環 ということで具体的に書かれていました。


最近忘れっぽくなってないか?
自分で自分を追い詰めていないか?

大丈夫か 今の自分?
今の自分を見直すためにも おすすめの一書です!jumee☆biceps1

吉田 修一「悪人」

命に、心に、致命傷を与える・・・ ★★★★

"------- あらすじ 出版社より --------------------
なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。
悪人悪人
(2007/04/06)
吉田 修一

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今年一番の衝撃です。
まだ3月だけど。

何をした人が、
何をした人間が
悪人なのか。

本来裁かれるべき人間はこの人でいいのか?

同じようなテーマをもつ小説は何度か読んでいるけれど、
この小説の出来は頭一つ抜きん出ているんじゃないでしょうかね 素晴らしい。

リアリティありましたねー。

全てに無理を感じなかったし、
息つく間もなく真剣に読んでしまいました。
重いテーマの割りに、後味も何気によかったです。

こんな風に辛い現実はわかったけれど、
じゃあ私達はその社会でどう生きていけばいいの?って感じの、読者を放りっぱなしの小説じゃないのもよかったですね。

祐一の不器用な優しさだけなら、
もしかすると それほど心に残らなかったかもしれないけれども、
娘を思う佳乃の父親に心を打たれました。

他人に馬鹿にされ、
顔の見えない世間に責められ、
一体何なんだ!と思うことがあったとしても、

負けてる場合じゃない。 
ここ一番の時こそ守るべきものを堂々と守って生きていけばいいんだと
教わった気がするブランなのでした。 jumee☆think1

森 博嗣「フラッタ・リンツ・ライフ」

空に溶けてしまいたい ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
なにも欲しくない。誰のためでもない。誰も褒めてはくれない。ただ、飛び続けたい。僕が僕であり続けたい。生きているかぎり。
フラッタ・リンツ・ライフ (中公文庫 (も25-5))フラッタ・リンツ・ライフ (中公文庫 (も25-5))
(2007/11)
森 博嗣

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シリーズ4作目。
時系列で言うと、「ナ・バ・テア」、「ダウン・ツ・ヘヴン」の後で「スカイ・クロラ」の前の時期の話。

色々な意味での草薙の苦悩が書かれています。

つい 真剣に読んでしまいました。

なんだかちょっとショック。
草薙・・・ そうだったんだ・・・。 

ああ・・・ちょっと辛いなぁ・・・。sc07

辛いと言ってもそれは私が勝手に辛いと思うわけで・・・
おそらく草薙はそんなことより 
ただ空を飛びたい それしかないんだろうけれど・・・
 

森 博嗣「ダウン・ツ・ヘヴン」

空へ・・・ ★★☆☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
戦闘機に乗ることに至上の喜びを感じる草薙だが、戦闘中に負傷し入院、鬱屈した日を過ごすことに。組織に守られる身になじめないまま
ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)
(2006/11)
森 博嗣

商品詳細を見る
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シリーズ3作目。
時系列で言うと、「ナ・バ・テア」の後で「スカイ・クロラ」の前の時期の話です。

前2作と比べると、より現実的な世界で生きる草薙を見ることができます。

美しい空で生きるだけでなく、
人間社会の中での柵に縛られる草薙。

あまり見たくはないというか読みたくない現実かもしれない・・・

いや だからこそ空の美しさが際立つとも言えるんだけど・・・。 jumee☆think1

宮部みゆき「あかんべえ」

幽霊を見てわが身を鑑みる ★★★☆

"------- あらすじ 出版社より --------------------
「ふね屋」には五人の亡者が迷っていた。あかんべえする少女、美男の若侍、婀娜っぽい姐さん、按摩のじいさん、宴席で暴れたおどろ髪の男。亡者と心を通わせていくうちに、おりんは、ふね屋の怪異が三十年前にここで起きた忌わしい事件に関っていることに気づく。幾重もの因縁の糸はほどかれ、亡者は成仏できるだろうか?ファンタジーとミステリと人情味が絶妙に溶け込んだ感動の時代長篇。
あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)
(2006/12)
宮部 みゆき

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相変わらず宮部みゆきの小説にはハズレがないですねぇ。
どれを読んでも途中で飽きることなく、それなりにちゃんとおもしろいんだからすごいです。

この人の時代小説ってホラーものが多いのかな。
これもまた幽霊登場でちょっぴりおどろおどろしい話です。
まあでも主人公が小さな女の子なので、それほど怖くはありませんけども。

本当に怖いのは 幽霊そのものよりも
自分の心に潜む恐ろしいものに囚われてしまっている人間だというお話。

無難だなぁ。
無難にまとめましたね宮部さん。

私は彼女の初期のころの 角が残っているような多少危なっかしい小説のほうが好きなんですけどね。
「火車」みたいに。
あんな風にどこか危なっかしいものも たまには書いてくれないでしょうか。
ああいうの好きなんだけどなぁ。jumee☆think1

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