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リチャード モーガン 「オルタード・カーボン」

こんな未来は嫌だ。 ★★★★


"------- あらすじ 出版社より -------------------------
オルタード・カーボン(上)オルタード・カーボン(上)
(2010/03/27)
リチャード・モーガン

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オルタード・カーボン(下)オルタード・カーボン(下)
(2010/03/27)
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二十七世紀。人間の心はデジタル化され、小さなメモリー・スタックに記録されて頭部のつけねに埋め込まれている。肉体が衰え死を迎えるとスタックが残る。それを維持し外側の肉体を買う金がある人間は、永遠の生命を得られるのだ。一方、バックアップを取っていないメモリー・スタックを破壊された人間はR・D(リアル・デス=真の死)を迎える。犯罪者は精神のみを収容庫の拘禁され、財力がなければ肉体は売られる。おれ、タケシ・コヴァッチは、特命外交部隊「エンヴォイ・コーズ」に所属していた。高度な訓練を受け、神経システムを強化された完璧な兵士の集団だ。おれはエンヴォイを除隊したあと、犯罪に加担して百七十年の保管刑を宣告され、ハーランズ・ワールドの収容庫に入れられていたはずだった。だが刑期なかばにして、おれは見知らぬ男の姿で目覚めた。おれの心は惑星間の電送によってここに送られ、この男の体にダウンロードされていたのだ。おれをここに呼んだのは、ローレンス・バンクロフトという何百年も生き続けている大富豪だ。バンクロフトは数日前、頭部を焼かれて死んでいるところを発見された。肉体のクローンとメモリー・スタックのコピーを所有していたのでまもなく生き返ったが、死ぬ前の二日間の記憶がなかった。いつも四十八時間に一度スタックのコピーを更新しているが、更新する直前に頭部を焼かれたので記憶が残らなかったのだ。状況証拠から警察は自殺と断定したが、バンクロフトは自分が自殺するはずがないと信じていた。四十八時間の空白を埋めたがっているバンクロフトは、おれの元上官にすすめられ、調査を依頼してきた。応じれば十万国連ドルの謝礼金と新しい肉体が手に入り、ハーランズ・ワールドへ帰還して恩赦を受けることができるという。おれは六週間の期限つきで調査することになった。
フィリップ・K・ディック賞受賞。
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心がメモリーに記憶され、お金さえあれば肉体が自由に変えられる未来。

体が受ける拷問で死ぬことはない。
メモリーが破壊されない限り 生き続け
ただずたずたに心を壊す・・・。


すごいです。

怖いです。


死ねないことの恐怖、
貴志祐介の「新世界」でも違う形で出てくる拷問だけれど、
想像したくない怖さです。


あああ 怖い。 

不老不死を手に入れたとして、

死ねないことの恐怖と
死なないことへの安心感。

一体どちらが強いんだろう。




体を好きなように取り換えながら何百年も生きていると、
楽しいことにも慣れては飽きて
ちょっとやそっとのことでは、まったく心が動かなくなってしまうのかな。


全てに飽きても
それでもリアルな死は怖いものなのかな。


心は同じでも
違う体になった恋人を同じように愛せるのかな。


最後に残る辛さって何なのかな。


変わらない幸せって何なのかな。


とにかく色々考えさせられる
何だか来てほしくない未来のサスペンスな話なのでありました。 








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